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『ラストキング・オブ・スコットランド』 感想&予告編 - フォレスト・ウィッテカーの迫真の演技に震えた一作

前回ご紹介した『ヒトラー 最後の12日間』は、アドルフ・ヒトラーの最期をドキュメンタリータッチに描いた作品でした。
絶大な人気を集め、総督となったヒトラーは、ドイツ帝国の建設を理想とし、ユダヤ人に対する大虐殺を行い、最終的には破滅への道を進んでいったわけですが・・・

「黒いヒトラー」と呼ばれた彼、イディ・アミンもまた、国民から圧倒的な支持を受け大統領に就任し、大量虐殺に手を染めるようになっていきました。そして、最終的には、祖国を追われ・・・。
今回は、そんな彼を描いたこの映画を「独裁者」つながりということで、ご紹介します。

映画全体としてはちょっと微妙かとも思いますが、アミンを演じたフォレスト・ウィッテカーの鬼気迫る演技は必見です。(>◆<)/

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満足度:★★★★
2006年:イギリス・アメリカ
監督:ケヴィン・マクドナルド
出演:フォレスト・ウィッテカー、ジェームズ・マカヴォイ、ケリー・ワシントン
公式サイト:ラストキング・オブ・スコットランド

あらすじ
1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)は、新天地を求め、ウガンダの診療所に赴く。
偶然にも、アミン新大統領(フォレスト・ウィッテカー)の捻挫の治療をすることになったニコラスは、アミンに気に入られ、彼の一家の主治医になるが・・・。

※実在の人物・イディ・アミンの半生を架空の人物・ニコラスの目を通して描いた物語。

特徴と見どころ
・鬼気迫るフォレスト・ウィッテカー
・まずまず格好いいジェームズ・マカヴォイ、役柄的には猿
・アミン大統領の恐怖政治にウップス


感想
一言で感想を述べると、ひどく怖かったです。
何が怖かったって、イディ・アミンを演じたフォレスト・ウィッテカーがです。
最初の登場から、その存在感には圧倒されましたが、最後の方の血走った目つきといったら・・・。夢に出てきそう・・・。

1971年にアフリカ・ウガンダの大統領に就任した実在の人物イディ・アミン。
それが、フォレスト・ウィッテカーの役どころです。
後に「黒いヒトラー」と称されることになったアミン大統領ですが、ウガンダ国内では、当初、そのパフォーマンス、カリスマ性から圧倒的な人気を得ていたようです。

イギリスからの独立後間もなくクーデターにより大統領に就任し、理想に燃えているかに見えた庶民出身の彼が、どうして、大量虐殺に手を染めるようになったのか?
今作では、その様子が、アミンの主治医となったスコットランド人の青年の視線を通して描かれています。

正直、映画全体としては、イマイチに感じました。

だって、ニコラス、バカなんだもん。

医師免許を無事とった彼は、厳格な父と同じような人生を歩んでいくだろう未来にうんざりして、ウガンダに旅立つことにします。言うなれば、ウガンダである必然性は全くなく、スコットランドと違った世界でさえあれば良かったのです。
まあ、このあたりのニコラスの心情はよく分かります。若者ですもの、それくらい当然思うことでしょう。

でも、彼に感情移入して、「アミンは狂っている」と慄く気にはなりませんでした。
だって、ニコラスも十分、クレイジーなんだもん。

ていうか、発情中のサルですかね。

任地に赴く途中のバスで知り合った女性とファック、任地では、診療所のボスの嫁にファックしようとして失敗したけれど、その後、こともあろうかアミンの嫁の一人とファック。そりゃあ、アミンの報復は当然予想できるってなもんでしょう。
でも、ニコラスは、その当然の報復に自身が直面するまで、呑気に構えていて、知らないうちにアミンの粛清に協力していたりするのです。

だから、ニコラスがいざ、アミンの狂気に気付いて慌てても、全然同情できませんでした。むしろ、どうして、ニコラスという青年の視線を通したのか?疑問を感じずにはいられません。
「青年が真実を知り大人になる」的なテーマを含めるには、アミン大統領のキャラが濃すぎますしねぇ。

第三者の目線を通して、アミン大統領が次第に狂っていく様子を描くのであれば、いずれアミンの粛清にあう側近の視線にした方がよりリアルなものになったんじゃないかしら?

・・・と、ついマイナスな感想を述べてしまいましたが、それでも、この映画を観る価値はあります!

全ては、フォレスト・ウィッテカーです!

アミン大統領が始めて画面に登場するシーンでの訛りの強い英語。オーバーアクションやくだらないジョークでもって民衆に訴えかけるその姿は、非常に印象的で、一瞬にして、のまれてしまいました。
でも、圧巻なのは、やはり後半です。焦点の定まらない目つき、手の震え。アミンに対する反抗勢力が強まっていくとともに、どんどん疑心暗鬼になって、精神をきたしていく、その様子はまさに鬼気迫るものがありました。

ウィキペディア(Wikipedia)の「フォレスト・ウィッテカー」にのっている人の良さそうな笑顔からは、想像もつかない様子です。
さすが、様々な映画賞で主演男優賞を手に入れただけのことがあります。

というわけで、彼の素晴らしい演技をぜひご堪能ください!
あ、ニコラス役のジェームズ・マカヴォイも、そこそこ見ごたえのある演技をしています。(ただ、役どころがね・・・)
かなりグロイシーンがあるので、苦手な方はご注意あれ。


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予告編



黒人俳優がアカデミー主演男優賞を受賞した作品
http://youtu.be/iV_QgKJFZP0
ラストキング・オブ・スコットランド [DVD]   Ray / レイ [DVD]   トレーニング デイ 特別版 [DVD]








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