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『ホテルビーナス』 感想 - 心に響く台詞にポロポロ泣ける一作

前回ご紹介した『THE 有頂天ホテル』には、歌手になる夢をあきらめかけた青年役でSMAPの慎吾ちゃんが出演していました。この役は、その次の三谷作品でもちらりと登場していたのですが・・・
まあ、そんなことは今は関係なくて。

今回は、「SMAP」つながりということで、この映画をご紹介します。(まあ、単純に「ホテル」つながりとも言えますが・・・)
全編、韓国語でのロケとなったこの映画の主役を演じたのは、つよぽんです♪

100530Hotel.jpg

満足度:★★★★
2004年:日本
監督:タカハタ秀太
出演:草 剛、中谷 美紀、香川 照之、市村 正親、パク ジョンウ、コ ドヒ、チョ ウンジ、イ ジュンギ

あらすじ
最果ての街にひっそりと存在しているホテル ビーナス。
チョナン(草 剛)は数年前にそこに辿り着き、今はホテルの世話人として日々を過ごしています。チョナンをはじめ、ホテルに居ついている人たちは、心に傷を持った人たちばかり。
そこに、また、ガイ(パク ジョンウ)とサイ(コ ドヒ)というワケあり親子が加わって・・・

特徴と見どころ
・演技派俳優たちの魅力満載!
・とりわけ市村正親さん演じるビーナスは超一級
・けっこう泣ける・・・


感想
まるで本を朗読しているかのような映画でした。

つよぽんの独白が多く、これほど一人の語りに頼っている映画もそうそうないんじゃないかと。そこのところは映画としてはどうなのよ?と思ったりもしたのですが・・・
脇を固めるキャストの素晴らしさに助けられ、最終的には、ボロボロ泣けてしまうような仕上がりになっていました。

そう、つよぽんはさておき、脇のみなさんが素晴らしかったです!

寡黙な父親・ガイ(パク ジョンウ)と無言の娘・サイ(コ ドヒ)。
アル中の元医者ドクター(香川 照之)とその連れのワイフ(中谷 美紀)。
はじけるような笑顔が魅力の優しいソーダ(チョ ウンジ)。
母親に置き去りにされたボウイ(イ ジュンギ)。

韓国勢の役者さんは初めて見る顔ばかりでしたが(というか、そもそもこの頃は韓国の役者さんを全然知らなかったし)、とても良い感じでした。
特に、ボウイ役のイ ジュンギ。後に、『王の男』で中性的な魅力を存分に見せてくれましたが、この時の傷ついてささくれだった青年の役どころにも抗いがたい魅力がありました。

でも、誰よりも凄かったのは、ホテル・ビーナスのおかまオーナー・ビーナスに扮した市村 正親さんです。いやはや、市村さんの存在感には圧倒されました。
長年、舞台で活躍し続けてきた彼が、初めて出演した映画。彼がいるといないでは、この映画の出来は大きく違ってしまっていたことでしょう。

というのも、この物語の中でビーナスの役どころはとても重要だったからです。
わたしの涙腺がゆるんだのも、彼女の台詞からでした。

「ずっと遠くを見ながら、遠くに光る星を目印や道しるべにして歩いてるつもりでさ。でもどうしても不安になるもんだ。だからみんな自分の近くを、足元をすぐ照らしたくなる。
でも自分の近くを明るくしてくと、その明るさに紛れちまってさ。遠くの星はどんどん消えてく。本当はあるんだけど見えなくなっちまう。そのうち目印にしてた星まで見失っちまう。堂々めぐりだよ」

「本当に死にたきゃ、もう心の底から、死ぬことを望んでいたなら、迷う前に死んでるものだ。
だとしたら生きるって決めてしまった方がよほど楽じゃないのかい。自分は生きるって生きればいいんだよ。迷ってる時間も、生きてる時間。宙ぶらりんだって、宙ぶらりんていうそれだけでも、生きてるんだから」


これは原作本からの引用ですが、映画でもほぼそのまま使われていたと思います。
市村さんが発するこの台詞はね~、もうガンガン響いてきましたわ。

ビーナスは、それぞれに傷を抱えてホテルにやってきた人たちを何も聞かずにあたたかく迎え入れていて。それはビーナスの懐の広さでもあり、また、ビーナスも同じような傷を抱えているからこその行為。
そして、彼らは互いに適度な距離を保つことで、しっかり傷をふさいだまま過ごしているのですが、ふさいだままの傷が癒えることはなくて・・・。

そこにガイとサイの親子が加わることで、それまで平穏なふりをして回っていた歯車が、少しずつ軋み始めます。
そして、やがてそれは彼らにそれぞれの一歩を踏み出させる決意をさせることになり・・・。

傷ついた人たちの、それぞれの再生の物語。
端的に言えば、これはそんな映画です。

正直、つよぽんはつよぽんじゃなくても良かったんでは?と思ってしまいましたが・・・
でも、もともとは、つよぽんの韓国語熱が元で実現されることとなった「全編韓国語による映画」なわけなので、やっぱり立派な立役者の一人なわけですよね。
それに、実は他のいろいろな方のレビューを見たら、つよぽんの演技に定評がありました。(あれ?)

あ、これ、本も、おすすめです。(ま、本=映画=本って感じですが)
LOVE PSYCHEDELICO の曲も良かったです♪



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