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『GO』 感想&予告編 - 自分とは何ぞや?ぐっとぐる青春物語

前回ご紹介したのは『ノーボーイズ ノークライ』。泣かない男はいない、ということでしたが・・・
今回ご紹介する映画も、そんな感じです。
窪塚洋介の半ベソ顔、悲しみと怒りの混じった「男泣き」、強く印象に残っています。

窪塚洋介の出世作でもあるこの映画、心にじんとくること間違いなしです!(TへT)

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満足度:★★★★★
2001年:日本
監督:行定勲
出演:窪塚洋介、柴咲コウ、シバサキコウ、山崎努、大竹しのぶ

あらすじ
民族中学校に通う杉原(窪塚洋介)は、民族学校の在り方や自分のアイデンティティに疑問を抱き、普通の日本の高校へ進学することを決意する。
けれど、日本の高校で待っていたのは、中学時代と同じく、やはり、喧嘩の毎日。
そんなある日、友人の誕生日パーティーが開かれたクラブで、桜井(柴咲コウ)というちょっと不思議な女の子に出会い、二人は恋に落ちるが・・・。

※金城一紀さんの同名小説『GO 角川文庫 』(直木賞受賞作)の映画化。

特徴と見どころ
・ノリに乗っている頃の窪塚洋介主演作
・名脇役がゾロリ
・在日とは?自分とは?少年の成長物語


感想
映画→本→映画→本→映画と何度かリピートしている大好きな一本です。
1番最初に映画を見た時は、柴咲コウの不思議ちゃんぶりに違和感を感じたのですが、本を読んで納得しました。彼女が演じた桜井という女の子は、元から一風変わった設定だったんですね。

だから、2度目に映画を見た時は、その違和感がすっかり去り、それどころか、むしろぴったりに感じて、ますます物語にのめりこめました。

「これは僕の恋愛に関する物語だ」と杉原は明言していますが、ラブストーリーにくくるのはちょっと違うかなと思います。
在日という自分のアイデンティティに対する迷い、リスペクトしていた友人の突然の死、立ちはだかる偏見と差別。それらを乗り越えて成長していく少年の物語です。

少年というには、窪塚洋介、若干、歳いってるかなって感じはしますが。でも、時に見せる牙をむいたような表情、かなり魅力的でした!
まあ、さすがに、中学生時代の設定は厳しいものがありましたが、中学~高校とキャストを変えるのは難しいものがありますしね、これはしょうがないですね。

でも、年齢設定の厳しさといえば、山本太郎が、杉原の先輩役でやはり「中学生」やってました。(>▼<)/
1974年生まれの山本太郎、2001年だと、27歳ですね。学ランは似合ってたし、キャラも合ってはいたけどさぁ・・・。いくら何でも・・・。

ま、それはさておき。杉原は在日韓国人の三世。
といっても、つい最近までは、在日朝鮮人でした。というのも、「ハワイに旅行したい」という名目で、父親が朝鮮籍から韓国籍に変えたからで。

そこには、実は父親の深い思慮があるのですが、それを杉原が知るのは先のこと。

この父親を演じた山崎努が良かったですね~。
一見ノラリクラリとしたダメ親父的な雰囲気なんだけれど、本当は強くて、どこか哀愁を秘めていて。彼もまた、在日二世としていろいろな辛酸を舐めさせられてきたんだろうなぁと思わせる凄みがありました。

父と息子が夜の公園の砂場で決闘するシーン。
なぜか、スポットライトなんて浴びちゃっているんだけれど、迫力満点でした。
また、タクシー運転手(大杉漣)の即席レフリーがいい味出していてね~、いろんな意味で、大きな見せ場となるシーンでした。

そして、母親役の大竹しのぶ。
「親のスネかじってるうちはねー、韓国も朝鮮も日本もないの!
ガキなんだよ、ガキ!」
生意気盛りの野郎どもを叱り飛ばす肝っ玉母ちゃん、こちらも良かったですね~。

この二人を筆頭に、脇を固める役者さんたちがそれぞれいい味出していましたね。
特に、杉原の悪友、元秀役の新井浩文。そして、杉原が唯一人リスペクトしている正一役の細山田隆人。この2人は鉄壁な感じでした。

もちろん、忘れちゃならないのは、主演の窪塚洋介です。
さすが出世作だけのことはありますね。身体と表情、両方を大きく使った演技で、見事に「杉原」を体現していました。
それゆえ、杉原の憤りがじわじわ伝わってきて、ものすごく共感してしまいました。そして、けっこう泣かされました。

柴咲コウは・・・原作の不思議ちゃんのイメージを裏切らないという意味では良かったですね。
最初にも書いたとおり、原作を読むまではけっこう違和感ありましたが。
とりあえず、ミニスカートから出たすらっとした長い足は美しかったです。w

え~、ダラダラと書きつらねてしまいましたが・・・

「広い世界を見ろ。そして自分で決めろ」


全てはそういうことです。良き映画です。泣けます。



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心にじーんときた台詞
杉原父が息子にボクシングを教え始める時の台詞。ちょい長いですが。

「右腕をまっすぐ伸ばしてみな、ボーイ。
そのままぐるーっと一回転しろ。
今おまえのこぶしがひいた円の大きさがだいたいおまえっていう大きさだ。
言ってることが分かるか?ボーイ。
その円の真ん中に居座って手の届く範囲の物にだけ手を伸ばしていれば、おまえは傷つかずに生きていける。
そういう生き方をどう思う?

ボクシングとは何ぞや?
その円を己のこぶしで突き破って、外から何かを奪い取ってくる行為だ。
外には手強い奴がいっぱいいるぞ。
そいつがおまえの円の中に入り込んでくる。
殴られるのはイテーし、殴られるのもイテーってことだ。
それでもやるのか?中にいた方が安全だぞ?」



予告編
http://youtu.be/Tzrf0Zim9Ak



アイデンティティに迷える少年の物語

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