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『八日目の蝉』 感想&予告編

前回ご紹介した『チャーリーとチョコレート工場』では、チャーリー役のフレディくんはじめ、子役たちの名演が光りました。
そういうわけで、今回は「名子役」つながりで、こちらの映画をご紹介します。

女の子の涙に、ボロボロもらい泣きしてしまいました。(TへT)

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八日目の蝉@ぴあ映画生活
2011年:日本
監督:成島出
出演:井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司
公式HP:八日目の蝉
満足度:★★★★

あらすじ
妻子ある男とドロ沼の恋に落ちていた希和子(永作博美)は、男と妻の間に生まれた赤ちゃんを見れば諦めがつくのではないかと、ある日、ふたりの家に忍び込みます。けれど、赤ちゃんを見た瞬間、希和子はどうしようもない衝動から赤ちゃんを誘拐してしまい、逃亡生活を始めることに…。
一方、希和子に誘拐され、4歳まで本当の両親を知らなかった恵理菜(井上真央)は誰にも心を許すことができないまま成長し・・・。

※角田光代の同名小説『八日目の蝉 (中公文庫) 』の映画化です。

感想
もともと大好きな小説の映画化。
こういう場合、微妙に警戒心が働いてしまったりするものですが、こちらの映画は巷の評判も良い感じだったので、ぜひ見たいと思っていました。
結果、評判どおり、なかなかの秀作でした。

といっても、まあ、原作でストーリーを知っていたので、前半部分は若干だるいというか、勢いにかけるなぁというように感じてしまっていたのですが・・・
ですが、クライマックス。子役の渡邊このみちゃんの可愛くて切なすぎる演技が素晴しくって、それまでのどこかメロドラマっぽい雰囲気は一気に払拭されました。

映画は、赤ちゃんを誘拐し逃亡生活を続ける希和子と、その十数年後、両親の元に戻され、大学生になった恵理菜の現在の生活を交互に映し出していきます。

自分の愛した男とその妻の間にできた赤ちゃん。
本来であれば憎んでしまうようなその対象を、希和子は自分が生めなかった赤ちゃんに重ね合わせてしまったんでしょうね。衝動的に赤ちゃんを連れ出してしまった彼女は、まるで自分の子どもを悪者から守るかのように、大切に育んでいきます。

一度の中絶により、子どもを生めなくなってしまった希和子。
失意のどん底にいる中で、妻のほうは子どもを身ごもり無事出産を遂げた。それまでの間に妻から言われたさまざまな言葉は希和子の心を狂わせていくのに十二分だったことでしょう。

けれど、この妻もまたとても可哀相な人なんですよね。
浮気な夫に翻弄され、生まれた子どもはその愛人に誘拐され、やっとその子が自分のもとに戻ってきたと思ったら、その子には愛人と過ごした形跡がしっかり残されている。

さっさとそんな夫には見切りをつければいいものを、意地やプライドが邪魔するのか、そんな風でも両親がそろっていたほうがいいと考えているのか・・・
そのへんは原作のほうでもとくに言及はされていないので、分かりかねますが、なんとも哀れな女性です。

でも、なんといっても、一番の被害者はその子どもの恵理菜です。
「かおる」と呼ばれ、愛情たっぷりに育てられていた恵理菜。けれど、ある日、「おかあさん」と慕っていた人物と無理やり引き離され、わけがわからないまま新しい母親と、父親と呼ばれる存在と暮らさなければなくなる。

徐々に薄れていく、誘拐されていたときの、幸せな記憶。
過去に囚われてヒステリックになっている母親と、過去の過ちで何も物言えない父親。恵理菜はそんな二人の狭間で、何を信じたらいいのか分からないまま大人になっていったわけです。

この辺のくだりと、クライマックス、恵理菜が自分が忘れていた幸せな記憶を思い出したことにより、自分の存在を認める。そして、自分の中にできた新しい命を心から愛そうと決意するシーンがとても巧い流れで描かれていたと思います。
もちろん、この感動は原作ありき、なわけですが、2時間という枠の中にしっかり収められていたのには驚きを隠せませんでした。

そして、その決意の前に、恵理菜が思い出す、優しかった母親(誘拐犯)との思い出。

突然住んでいたところから引っ越そうという母親。
「ともだちと遊びたい!」そう主張しながらも、母親のただならぬ様子に気おされ、そして、ひたひたと迫ってくる悪い予感に怯えるかおる(恵理菜)。
そのかおるの様子を、渡邊このみちゃんが実に素晴しく演じていました。

最後、母親と引き離されるシーンでは、もう、本当、ボロボロもらい泣きしていましましたわ。
うちの旦那でさえ、ホロッときていたくらいで、渡邊このみちゃんの可愛さに、二人ともめろめろになってしまいました。

つっこみたいところと言えば・・・

クライマックス、泣かせどころでの、怪しすぎる写真屋のオヤジ。
ちょっと生理的にきっつい劇団ひとりのラブシーン。(岸田さん役は、吉岡秀隆とかちょっと格好よすぎるかもしれないけれど、大沢たかおとかがよかったなぁ)
あと、頑張ってはいるんだけれど、その頑張りがなんとも微妙だった小池栄子。(蒼井優ちゃんとかだったら最高!まあ、その場合、井上真央ちゃんを完全に食ってしまいそうですが)

ともあれ、相対的にはなかなか感動的な一本になっていて、おすすめです♪



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予告編
http://youtu.be/H0nPFQ54QvM



角田光代原作
八日目の蝉 通常版 [DVD]   空中庭園 通常版 [DVD]   Presents~うに煎餅~デラックス版 [DVD]










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