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『歩いても 歩いても』 感想&予告編 - ゴンチチの優し旋律が心に響く味わい深き一作

梅雨ですね。またしても長らくご無沙汰しておりました。
わたくしごとですが、年明け、第二子妊娠発覚!ツワリあり、旦那とのごたごたあり、ブログの更新どころじゃありませんでしたが、あとひと月ほどで産休に入れることだし。
その間だけでも更新していけたらなと思っているところです。ひとまず、別ブログにあげていたレビューをこちらにうつしつつ、新しく見た映画の感想も書いていこうかと。

まあ、いつもそんなことを語りつつ、遅々として進んでいないんですけどね。。。

とりあえず、本日はじんわり心に響くこちらの映画をご紹介します。

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満足度:★★★★★
2007年:日本
監督:是枝裕和
出演: 阿部寛、夏川結衣、YOU、高橋和也、田中祥平、樹木希林、原田芳雄
公式HP:歩いても 歩いても

あらすじ
夏のある日、良多(阿部寛)は妻(夏川結衣)と息子(田中祥平)を連れて実家に帰省します。実はこの日は、良多の家族にとってとても重たい一日。
家族の誰もがその日から15年たった今も、それぞれに乗り越えられないものを抱えて生きているのですが・・・。

特徴と見どころ
・リアルすぎる家族の会話
・自然体すぎる役者陣
・何気ない会話の奥に潜む味わい深さ


感想
ある夏の日、夫・リョウタ(阿部寛)の実家に向かおうとしている一家族。何やら帰りたくなさそうなリョウタの様子から物語は始まります。

一方、彼らの到着を待つ実家では、良多の母(樹木希林)と良多の姉(YOU)が食事の支度をしながら、どうでもいい親子の会話をぐだぐだと繰り広げています。あまりにも日常的な母娘のやりとり。そしてそこに途中参加してくる娘の夫と子どもたちの掛け合いもまた、とてもありがちな光景で、思わず、くすり。

姉家族と弟家族が両親の元に集まって過ごす一日。
夏休みにありきたりなそんな一日、けれど、その日は実はこの家にとって特別な日で・・・。
物語が進むにつれて、何のための帰省なのか、良多がどうして帰省を渋っていたのか、良多と父、良多と母、そして姉と両親の関係性がポツリポツリと分かってきます。

その説明が全て、家族の会話からなされているところがこの映画のすごいところで、彼らの会話はとってもリアルで、秀逸です。
何気ない一言が恐ろしい毒を持っていたり、その毒をあっさり子どもが笑いにひっくり返したり。
本当の親子であれど、正直には見せない表と裏。けれど、親子だからこそ、家族だからこそ、見せてしまう見えてしまう嫌な部分。そして、姑、舅との義理の親子関係における本音と建前。

その見せ方、描き方が何とも絶妙でうなってしまいました。

そして、役者陣の演技がこれまた最高!
誰もがそれぞれ、そこかしこにいそうな雰囲気をかもし出しているのですが、とりわけ、樹木希林さん!彼女は器量よしではないゆえに、ただでさえリアルにいそうな感じがするんですが、何気ない言葉のひとつひとつ、ふいに見せる表情ひとつひとつに味があって、いいんですよね~。

ところで、この物語に結論はありません。
良多と両親の確執の理由は何となく描かれていきますが、それは解決されるわけでも、解決しようという流れにもっていかれるわけでもなく、ただそこに残ったままほうり出されます。
物語の後半、良多はこんな言葉をつぶやきます。

「いっつもこうなんだよ。ちょっと間に合わないんだ」


否定的に捉えてしまうとやるせない一言ですが、この一言が嫌味じゃなく、身に沁みてくる映画でした。
まさに、人生は「歩いても 歩いても」・・・。 嫌なこともいいこともみーんな含め、親から子へ、そして孫達に道は続いていく・・・。 そんな風なことを思ったら、何だか、ふいに泣きたくなりました。

ゴンチチの優しい音色が心にじんわり響いてくるエンディング。
きっと何年か後に見直したら、また感じるものが変わっている、そんな味わい深さを感じました。


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予告編
http://youtu.be/OLMvV0V1QH8



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映画「歩いても 歩いても」サウンドトラック




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