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『グラン・トリノ』 感想&予告編

クリント・イーストウッド、もういいお爺ちゃんだっていうのに、精力的に仕事していて凄いですよねぇ。しかも、その腕に衰えはなく、次々に新しい感動を生んでいく。

この映画を撮った時には「もう積極的に役は探さない。いまの映画の役は、みんな若い役者向けに書かれているから。」なんて語り、実質的な俳優引退宣言をしていたようですが、数年後には『人生の特等席』でまたまた魅せてくれたし。監督としての最新作『ジャージーボーイズ』もなかなかの高評価。本当に凄いです。

自分は果たしてその歳になるまで生きていたとして、一体どんな生活を送っているのでしょう?・・・うわぁ~、考えるとぞっとする~。

ともあれ、クリント・イーストウッド、ひたすらに渋かったです。

20141215_GRANTORINO.jpg

満足度:★★★★
2008年:アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ビー・バン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー
公式HP:グラン・トリノ

あらすじ
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)。リタイアした今、彼は単調な日々を送っていた。
ある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことから、ウォルトは隣家に住むアジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合い・・・。

感想
いやぁ~、渋かったですね、クリント・イーストウッド。ただただそれに尽きます。
名匠にて名優の彼はこの映画公開時のインタビューで、今後は監督業に専念して俳優業から引退すると明かしていますが・・・
まさに有終の美を飾るにふさわしい名演でした。(ま、その後、『人生の特等席』に出演し、そこでもまた素晴らしい演技を見せてくれましたが)

クリント・イーストウッドが扮するのは、ポーランド系アメリカ人のウォルト・コワルスキー。
毒舌と偏屈さから、ふたりの息子からもその家族からも敬遠されている孤独な頑固ジジイです。
いつの間にかアジア人ばかりになってしまった街に、ブツブツ文句をたれ、楽しみといえば、愛車グラン・トリノを磨き上げることくらいの単調な日々。

ある日、その愛車を盗もうと、隣の家のアジア系少年・タオがウォルトのガレージに侵入してきます。気弱なタオはギャング気取りの従兄弟に脅されていたのですが、事の顛末から、ウォルトはタオを助ける形となります。
それがきっかけとなり、不本意ながらも隣家との関わりを持つことになってしまったウォルト。しかし、明朗で利発なタオの姉スーにはどこかしら気を許せるところがあり、彼は次第に隣家との交流を深めていきます。

父親のいないタオと実の息子との絆を築けなかったウォルト。
タオはウォルトからいろいろなことを学び、それを通してウォルトを尊敬するようになります。逆にウォルトはタオが自分が教えたことを吸収していく様子を見て、タオのことを見直していきます。
ちょっとずつ距離を縮めていく二人。

この辺りの描き方は、まさにクリント・イーストウッドの真骨頂でしょうね。
さすがとしか言いようがありません。

ところで、この映画、「ラストが衝撃的!」という触れ込みやレビューを多く見ましたが・・・
個人的には、ラストはそれほど衝撃的ではありませんでした。
ウォルトがあれほど毛嫌いしていた教会へ懺悔に行ったことからも、これまでのクリント作品の流れからも、先はなんとなく読めちゃいました。

それよりも、どうにも納得のいかなかったのが、ギャング気取りのタオの従兄弟を必要以上に刺激してしまったこと。そんなことをしたら、どんな報復がくるかなんて、十分に予測できたことだろうに・・・。
「嫌な予感がする」だなんて、よく言えたもんだ、と。
それに、スーもスーで、ちょっとオキャンすぎたよねぇ。

まあ、分かりやすい展開といえば、非常に分かりやすい展開で、ラストに繋がっていったわけで。「衝撃的なラスト」というよりは、「王道」ではないかと。
・・・あ、でもいわゆるアメリカンなラストではないかな。

ともあれ、わたしとしては、ウォルトが隣家 -モン族のお宅- にお邪魔して、彼らとの異文化間ギャップに困惑する姿が1番楽しめました。
そして、モン族の食事の美味しさに、素直に感嘆して、心を少し開いちゃうところが、それまでの偏屈ぶりと不釣合いで、くすっと笑ってしまいました。なんか、ここから、一気にウォルトに好感が持てました。

実は、ウォルトの偏屈さは、過去の傷 - 朝鮮戦争への出兵 - からきていて・・・
彼のアジア人嫌いも、実は、その傷を開かないためのものだったのか・・・
見返せば見返すほど、深みが感じられるのではないかと思います。

擬似親子的な関係といい、ラストといい、なんとなく、「パーフェクトワールド」を思い出してしまった一本です。どちらかといったら、「パーフェクトワールド」の方が好みですが、クリント・イーストウッドの渋さは、歳を重ねた分、こちらの方がパワー・アップしていました♪


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予告編
http://youtu.be/p_LtBoOBLDk



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