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『クワイエットルームにようこそ』 感想&予告編 - 狂った歯車の先に見えてきたもの

人生のどのタイミングで見るかによって、評価が変わる映画ってありますよね。
この映画ももしかしたらそうかもなって思います。これを見たとき、わたしは主人公と同年代でいろいろ共感できる部分があって、すごくいいなぁと思ったけれど。
今、見たら、どんな感想になるのかな?ちょっと気になります。(感想は以前、他のブログにのせたものを加筆修正しています)

痛みにもがき、乗り越えようとする主人公の明日香が、とても清々しかったです!

20141217_quaietroom.jpg

満足度:★★★★
2007年:日本
監督/脚本:松尾スズキ
出演:内田有紀宮藤官九郎蒼井優りょう妻夫木聡大竹しのぶ
公式HP:クワイエットルームにようこそ

あらすじ
仕事も恋愛も微妙な28歳のフリーライター明日香(内田有紀)は、ある日、目が覚めると見知らぬ部屋にいた。そこは「クワイエットルーム」と呼ばれる隔離された閉鎖病棟だった。
最初は何故運ばれたのかも思い出せなかった明日香だったが、さまざまな問題を抱えた患者たちと出会ううちに、自分自身を見つめ直し始め・・・。

松尾スズキさんの同名小説『クワイエットルームにようこそ (文春文庫)』が原作です。

特徴と見どころ
内田有紀の「明日香」が等身大でとても身近に感じられる
大竹しのぶ蒼井優ら、脇を固める演技派が素晴らしい
・ラストの爽快感がたまらない


感想
内田有紀って、こんなに上手だったけ?というのが1番の感想です。

なんていたって、これを見た時には10年以上前のアイドルちっくな彼女しか記憶になかったので、ずいぶん巧くなったなぁ~と思ったんですよね。
漫画化されたものを読んでいたのですが、映画の方が漫画よりも、等身大の女性達が感じられて楽しめました。それぞれの女優さんたちのキャラクターが活きていて良かったです。

物語は、主人公の明日香が、蛍光灯のともされた真っ白い部屋で目を覚ますところから始まります。マスクをはめられた上、手足を拘束されていて身動きのとれない状況に戸惑う明日香。
彼女の戸惑いは、観る側の戸惑いにもなり、一気に物語りに引き込まれました。
クワイエットルームという名の、非日常的な空間 -女性専用の精神科閉鎖病棟の保護室- に。

「わたし・・・?」とおどおどする明日香に、テキパキと事態を説明する看護婦の江口。無表情でどこかロボットのような江口に、クールなりょうはぴったりでした。一方、彼女と対照的な慈愛に溢れた(!?)もう1人の看護婦の山崎は、平岩紙がほのぼのと演じています。
どちらも、実在するタイプをちょっとオーバーに表現した感じで、ひっそり笑えました。

OD(オーバードーズ=薬の過剰摂取)が原因で運び込まれたという明日香は、その直前の記憶を思い出せないまま、個性豊かな患者たちの中に放り出されるのですが・・・。(以下、ネタばれちょっと含みます)

そこにいたのは、元AV女優の過食症患者や拒食症患者、それに、自分の頭を燃やしちゃうような情緒不安定なやつ。はたまた、舌をからめあってディープなキスを公然とするレズビアンカップル。
そう、いわゆる普通の入院病棟とは一味も二味も違う場所だったのです。

「自分は、まともだ。ここにいる人たちとは違う」

そう思っていた明日香。でも、その閉鎖病棟で過ごすうちに、ODした時の記憶を取り戻し、そこに至ったまでの原因と向き合い始めます。
そして、「自分もここにいる人たちも、本当は変わらない」ということに気づいていくのです。

日々、忙しく過ごし、目をつぶっていた自分自身の悩み。
蓋をして、忘れたふりをしていた過去の問題。
ちょっとずつ明らかになっていく明日香のことは、女性にとって、とても親近感の湧く - 或いは、痛すぎる - ものだと思います。

このへんの内田由紀の演技がすごく自然体で、本当に素晴らしかったです。
だからこそ、どうにか前を向こうとする明日香がたまらなく愛しく感じられました。

長くなっていますが、過食症患者の大竹しのぶさんは、憎たらしい感じと気味の悪い感じがたまりませんでした。流石に巧いですねぇ。
また、拒食症患者の蒼井優ちゃん。ただでさえ細いのに、さらに細っこくなっていて、しかも、意外にもゴスロリが似合っていて、妙なオーラが出ていました。同じく、拒食症患者の高橋真唯ちゃん。こちらは、メルヘンな感じが良かったです。

そして、明日香の恋人役の宮藤官九郎さん。あのとぼけた感じ、いただけない感じ、でも愛が溢れた感じ。官九朗さん以外がやったら、絶対むかつく男になってしまったと思います。
そのほか、妻夫木君が眉毛つなげて出ていたり、はりせんぼうの2人が出ていたり、俵万智(なぜっ!?っていうか、HP見て初めて知ったけど)が出ていたりもします♪

バカと天才は紙一重。常人と狂人も紙一重。
ほんの少しのきっかけで歯車が狂ってしまう。それは誰にでもあることかもしれません。
それでも、どんなことがあっても、明日香のように前を向いていきたい。そう強く思えた一作です。
20代の女性に特にオススメです!


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予告編
http://youtu.be/_8TR5Jd73A8



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