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『空気人形』 感想&予告編

空気人形。
何とも巧妙なタイトルです。
空気人形、すなわち、ダッチワイフのことなのですが。言葉を変えるとまるで違う印象ですね。そしてこの「空気人形」という造語が映画全体の雰囲気にぴったりなのです。

どういう風にぴったりなのか、それをうまく説明できる言葉が見つからなくてもどかしいのですが・・・

一風変わった空気感をもつこの映画。ほろ苦いラブストーリーです。

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満足度:★★★★
2009年:日本
監督:是枝裕和
出演:ぺ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、オダギリジョー、高橋昌也、余貴美子

あらすじ
秀雄(板尾創路)が「のぞみ」と可愛がっている空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日心が宿ってしまう。人形は秀雄が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。 やがて彼女はレンタルビデオ店で働く純一(ARATA)に恋心を抱くようになり…。

感想

「わたしは、『心』を持ってしまいました。
持ってはいけない『心』を持ってしまいました。」


空気人形っていうと、なんとなく聞こえがいいですが、ようは、ダッチワイフです。そのダッチワイフが、ある日、突然、心を持って、自分の意思で動き始めちゃうっていうお話です。
その設定もそうですが、物語が進むにつれ、さらにつっこみどころは満載。
ま、なので、あえて、そこはつっこまないでおくとして。

人形役のぺ・ドゥナがたいそう可愛かったです。
大きく見開いた瞳のなんと澄んだこと!
ちょっとたどたどしい日本語がまたいい雰囲気をかもし出していて・・・
そしておしみなくさらけ出してくれたすらっとした肢体の美しさたるや。不思議といやらしさはなく、ただひたすら美しいさまはまさに人形のようで、思わず息をのんでしまいました。

彼女が「心」を持って、一目で恋に落ちる。その時の彼女の表情、最高でした。
そして、その恋した相手に「あなたが望むこと、何でもしてあげる」って。こんな風に言われたら、たまらないですよね。女のわたしでもクラクラしちゃいました。
あと、レストランで、ウインクしてきた女の子にウインク返すシーン。下手ッぴなウインクがめちゃくちゃ可愛くって、瞬殺されました。

この役は、まさにペ・ドゥナにしかできなかった役どころ、つまり、ペ・ドゥナの存在なくしてはこの映画は出来なかったと思います。

そしてまた、この映画にわんさか出てくるちょっとイタイ人たち。
この人たちもまた、それぞれ適役なのでした。

特に、人形に「のぞみ」という昔の彼女の名前をつけて、一緒に散歩までしちゃう中年男を演じた板尾さん。実在したら気持ち悪くてしょうがないですが、板尾さんがやるとなんだかコミカルで、引かずに見られました。
心を持ってしまった人形に対して、「なんで?なんで、心を持ってしまったン?それ、元に戻れんのかなぁ?」って。傷つきやすく繊細で純粋な人なんでしょうね。

それに、人形が恋に落ちた純一くんを演じたARATA(今は改名して井浦新)。
こちらも、昔の恋を引きずったまま苦しんでいるひとりなのですが…。
優しい声のトーン、独特の鬱オーラが印象的でした。

ま、でも、わたしの好みでいったら、やっぱり、オダギリジョーがイチオシです。
人形作る人の役どころで出ていたんですが、エプロンつけた作業着姿が最高に似合っていて、格好良かったです。

それにしても、なんだか痛かったなぁ~。
人は「忘れる」という機能を持っているからこそ、辛いことがあっても、前向きになれるんだと思うんですね。
でも、この映画の登場人物たちは、その「忘れる」という機能をなくしちゃっていて・・・

だから、心を持った人形が見た世界は・・・
切なくて、哀しくて。
でも、ちょっとだけ美しかった。とさ。

独特の世界観なので、好き嫌いがはっきり分かれる映画だと思いますが・・・
淡い光に彩られた映像がとてもきれいで、音楽との相性も抜群でした。わたしはけっこう好きです。
いや、好きというよりは、強く印象に残ったというほうが正しいかな。

ともあれ、ペ・ドゥナの可愛さは、男女問わず、一見の価値ありです!


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予告編
http://youtu.be/W6guDSG-tzg



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