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『東京家族』 感想&予告編 ~ほっこり優しい物語

家族 ― って、時として厄介なものですよね。
血がつながっているからといって、相性がいいとは限らない。似た者同士だからこそ、時には大きな溝が出来てしまう。それでいて切ろうとしたってそう容易くは切れるものではない。
まだ小さい自分の子どもたちが大きくなったとき、わたしたち家族はどうなっているんだろうな・・・。そんなことを考えると、なんだかちょっと怖くなってきますが・・・。

淡々とした物語の中に一粒の感動の種がありました。

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満足度:★★★★
2013年:日本
監督:山田洋次
出演:妻夫木聡蒼井優吉行和子橋爪功西村雅彦中嶋朋子
公式HP:東京家族

あらすじ
瀬戸内海の小さな島で生活している夫婦、平山周吉(橋爪功)ととみこ(吉行和子)。
東京にやって来た彼らは、個人病院を開く長男・幸一(西村雅彦)、美容院を営む長女・滋子(中嶋朋子)、舞台美術の仕事に携わる次男・昌次(妻夫木聡)との再会を果たす。しかし、仕事を抱えて忙しい日々を送る彼らは両親の面倒を見られず、二人をホテルに宿泊させようとする。
そんな状況に寂しさを覚えた周吉は、やめていた酒を飲んで騒動を起こしてしまう。一方のとみこは、何かと心配していた昌次の住まいを訪ね、そこで恋人の間宮紀子(蒼井優)を紹介される。

※小津安二郎監督による『東京物語』(1953年松竹)のリメイク

特徴と見どころ
・淡々とした日常の中に描かれる家族それぞれの思い。
・妻夫木くんの泣き顔に胸キュン。
・クライマックスの父の言葉に涙、涙。


感想
最近、こんなことばかり書いている気がしますが。
自分が二十代の時に見ていたら、「かったるい映画―」とうちゃっていた類のものな気がします。子どもが生まれて、親になって、子ども目線と親目線とをリアルに想像できるようになったから、しみじみといろいろなことが感じられたかな、と。

田舎から突然東京観光にやってきた両親。
長男は個人病院を、長女は美容院を経営しているので、両親はどちらかの家に世話になるつもりだったのですが、どちらの家族も忙しいし、東京の家は手狭で、両親を泊める余裕はなく・・・
長男と長女はお金を出し合って横浜のリゾートホテルに泊まってもらう手配をしますが、田舎者の両親は高層階のベッドルームに落ち着かず、すぐにキャンセルしてしまいます。

長男も長女も両親を疎んでいるわけではないのですが、さりとて、突然の来訪に心から歓迎するだけの余裕はない。無下にあしらうのもはばかれるから「せっかく来たんだからいいホテルに泊まってさ」とするのですが・・・
両親としてはやはり寂しいものがあるんですよね。そんなことはしなくてもいいから、一緒にテーブルを囲んでたわいもない話に花を咲かせて、子どもたちの暮らしぶりを見ることが二人の希望だったんじゃないでしょうか。

二人には昌次という次男もいるのですが、父親は昌次が未だフリーターでいることに納得がいかず、昌次は子供の頃から自分を認めてくれない父親に反抗心を捨てきれず、二人の折り合いは最悪。
その分、優しい母親は大好きで、とても仲良し。ワンルームの狭い部屋に招き、彼女を紹介して一緒に夜を過ごしたりします。

「この子と結婚しようと思っているんだ。父さんにも言っておいて」「あらそんな大切なことはちゃんと自分で言わなきゃダメよ」 ― まあ、多かれ少なかれ、こういうことってよくありますよね。
お母さんには言えても、お父さんにはなんか言い出せない。昌次は万事がそんな調子で、こんな大切なことも、いや、大切なことだからこそ、自分で言ってまた反対されるのが嫌なんですよね。で、優しいお母さんに甘えちゃう。

お母さんに甘える姿、一目ぼれした彼女にデレってしている姿、その彼女にも甘えている姿、お父さんに対する面倒くさそうな様子や腹立たしげな様子、そして泣き顔。いっぱいいい表情魅せてくれました、妻夫木くん。
でも、1番良かったのは泣き顔かな。妻夫木くんって、日本一、泣き顔が似合う役者さんな気がします。

くしゃってした泣き顔がなんか子ども時代の泣き顔を彷彿させるんですよねぇ。
いや、実際には彼の子ども時代を知っているわけではないのだけれど、きっとこんな顔で泣いていたんだろうな・・・って。
で、母性本能、くすぐられまくりました。可愛かったなぁ。

物語は淡々と進んでいき、個人的には「えっ!?」と思う急展開を迎えます。
でも、ああ、この展開が昌次と父親の和解のきっかけになるのかな・・・と、そう思いきや、そうはなりませんでした。
物事は相変わらず淡々と進んでいき、二人は相変わらずお互いにそっけないまま。

母親とすぐに打ち解けて仲良くなっていた昌次の婚約者も、無愛想で気難しそうな父親とはどう接していいか分からず困り顔。二人の仲をとりもつなんてこと、できる状態じゃありません。
なので、え?これは・・・?このまま終わるのか?・・・と、ちょっと心配になっていたら。

ありましたよ、最後の最後に。
一気に涙腺緩んで、ぽたぽた泣いちゃいました。
クライマックスの父親から婚約者への言葉、愛にあふれていました。

けっこう前に見たので、詳細な言葉を書けるほど覚えてはいないのですが、いつも厳しい目で見てきたのは結局ただの「心配」の裏返しだったんですよね。
でもそれを巧く伝えられないから、昌次からしたらいつも非難されているようにしか思えなくて・・・父親もまた照れくさくて本当は大切に思っているっていう当たり前のことがなかなか言えなくて・・・。

厄介な家族。でも、それもまた素敵なことですね。
そんな風にじんわり思った一作でした。



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予告編
https://youtu.be/VQjiqxx3rNw




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