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『スタンリーのお弁当箱』 感想&予告編 - 子どもたちの魅力にあふれたほっこりムービー

インド映画は3時間近くの長いものが多く、借りるのにちょっと勇気がいるのですが、これは96分と短めの尺。歌やダンスも少なめなので、それが苦手という方でもとっつきやすい一作かと思います。

憤りや切なさがありつつも、子どもたちのやりとりにほのぼのできる一作です。

20150515_Stanry.jpg

満足度:★★★★
2011年:インド
監督:アモール・グプテ
出演:パルソーディヴィヤ・ダッタアモール・グプテ
公式HP:スタンリーのお弁当箱

あらすじ
いつも周囲を笑わせているクラスの人気者スタンリー(パルソー)。家庭の事情により学校へお弁当を持って行けずにいた彼は昼食の間は一人で過ごし、水道水で空腹を満たしていた。
それを見かねたクラスメートたちは自分たちのお弁当を少しずつスタンリーに分けてあげることに。しかし、自分を欺いた生徒たちに怒ったヴァルマー先生(アモール・グプテ)が「お弁当を持って来られない生徒は学校に来る資格がない」と言い出し・・・。

特徴と見どころ
・インドのお弁当事情が垣間見られる
・子どもたちのキラキラした瞳が印象的
・主人公スタンリーの嘘がいじらしい


感想
「スタンリーのお弁当箱」というタイトルどおり、お弁当がストーリーのかなめにあるので、出てきます、出てきます。インドのお弁当。
チャイハネなどのアジア雑貨屋さんにむこうのお弁当箱売っていますよね。丸いアルミの弁当箱で、二段、三段、四段・・・と重ねられるやつです。今はそれを丸ごと入れるポットみたいのもあるんですね。
教室の隅に積み上げられたお弁当箱を見るだけでも、ほほーっとなりましたが、さらにその中・・・

めっさ美味しそうなカレーじゃないかぁ!

まあ、向こうの人からしたらカレーというわけではなく、様々なスパイスを使った魚や肉や野菜の煮込み料理なんでしょうが、こっちからすると、「インドカレー食べたいっ!」となりました。
もちろん、お弁当の中身はそういった類のものばかりではなく、スナックやクラッカーがつまった箱もあれば、チャパティーの箱もあり、いろいろなのですが。そういったインドのお弁当事情が垣間見られて面白かったです。

見終えてから知ったのですが、この映画、「映画のワークショップ」をする中で撮影されたそうです。使ったカメラは一眼レフで、子どもたちにカメラの存在が気づかれないよう配慮したんだとか。
だからですかね、子どもたちはとても自然体。そして、彼らの瞳はとても雄弁でした。
若くて美人でものが通じる先生を見つめるキラキラした瞳、不美人でものが通じない先生を見るつまらなそうな瞳、理不尽にもスタンリーを学校から追いやった先生に向ける反抗的な瞳。

男子小学校が舞台なので、出ているのは男の子ばかり。いわゆる「美形」や将来恰好良くなりそうな人材はいなかったのですが、その普通っぽさがまた魅力でもありました。
ちなみに、わたしのお気に入りはお金持ちの男の子。いつも四段重ねの豪華弁当を持ってきているのですが、ちょっぴり太めで丸っこいところがチャーミングでした。

主演のスタンリーもあまり整った顔はしていないのですが、友だちにつく優しい嘘がいじらしくて、可愛く感じました。
ネタバレになってしまいますが、スタンリーは実は事故で両親を亡くして、食堂を営んでいるおじの元に居候しているんですね。意地悪なおじにお弁当を用意してくれとは言いだせず、お弁当を持たずに学校に行っているのですが・・・

「お昼は家で食べる」とか「家族がデリーに行っていて、お弁当を作ってもらえない」とか「母親が2時間もかけて作ってくれたんだ」とか、スタンリーはその場その場で、「嘘」をつきます。
でも、その嘘は友だちに心配をかけまいとするものだったり、こうだったらいいのになっていう願望だったりで・・・なんだかとってもいじらしいんです。

そんなスタンリーを「ネズミ」呼ばわりして、「お弁当を持ってこられない生徒は学校に来る資格がない」と横暴すぎる説教をしたヴァルマー先生。彼こそ、食い意地のはった大ネズミで、他の先生や生徒たちのお弁当を漁っていたのに・・・
自分を巻いて、みんながスタンリーにお弁当を分けてあげるのに逆切れするとはなんて大人げない!この先生にはかなり腹が立ちました。小デブな風貌も本当憎々しくって・・・

と思ったら、実は、この先生役の人、監督でもあり、スタンリーを演じたパルソーの実の父親でもあるそうです。
まあ、だから、ナニというわけではないんですけど、ちょっとした豆知識ってことで。

先生の中では若くて美人なロージー先生がやはり素敵でした。
男の子たちのマドンナで、みんなロージー先生が来る前には髪をとかしたりして身だしなみをととのえるんですけど。それぞれが得意気な表情でキメている感じで、面白かったです。
優しくって、ユーモアがあって、子どもたち一人一人のことをしっかり見てくれる。こんな先生に出会えたら幸せだよねと思いました。

「結」の部分はちょっと意外な感じもしましたが、短編ながら、しっかりまとまったお話になっていて、とても楽しめました。
冒頭にも書きましたが、96分と短めで歌やダンスも少なく、あくもないので、インド映画初心者の方にもおすすめできる一本です☆



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予告編
https://youtu.be/8uTAMdfUVik







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