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『英国王のスピーチ』 感想&予告編 - 国王との間に深まる絆にじんわりする一本

第83回アカデミー賞で作品賞など4部門を受賞している作品。
派手さはないけれど、じんわり心が温かくなる良作です。

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満足度:★★★★
2010年:イギリス、オーストラリア
監督:トム・フーパー
出演:コリン・ファースジェフリー・ラッシュヘレナ・ボナム=カーターガイ・ピアースティモシー・スポール

あらすじ
幼少期より吃音に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。そのせいもあり内気な性格となった彼はスピーチが大の苦手で公務に苦しんでいた。
それを見かねた妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが…。

特徴と見どころ
・身分の差を超えた二人の男の絆にほっこり
コリン・ファースジェフリー・ラッシュヘレナ・ボナム=カーターがそれぞれ適役
・実話をベースにした秀逸な脚本


感想
2011年のアカデミー賞で、作品賞、主演男優賞、脚本賞、監督賞という主要4冠を受賞した作品です。そのわりには、全体的に地味な感じがしましたが…
でも、見終わったあとには、二人の男の間に生まれた絆にほっこりし、自らのコンプレックスを乗り越えた国王に拍手を送りたくなりました。

これは現英国女王エリザベスの父、ジョージ6世(愛称:バーディー)の実話を基にした物語です。『英国王のスピーチ』なんていうと、とても感動的なスピーチが聞けそうな気がしてしまいますが、そうではなく、実はジョージ6世はスピーチが大の苦手だったというお話し。
内気で人前に出るのが苦手。幼い頃から吃音に悩まされていた彼は、そもそも国王になどなりたくなかったのに、自由奔放な兄に国王の座を譲られてしまうのです。

ちなみに、その兄が一旦はついた国王の座を退いた理由というのが、自らの恋愛のため(年増のプレイガール、離婚歴ありがお相手。あら、誰かとかぶるかしら?)というのだから…。
ジョージ六世からしたら、本当にとほほといった感じでしょう。

ま、そんな兄だったから、当時の国王ジョージ5世の体調が優れなくなってからは、バーディーにもスピーチする機会が増えてきて…。彼はなんとか吃音を治そうと数々の医者にかかるのですが、ちっともうまくいかず、悩み苦しみます。
そんな彼の姿を見兼ねた妻は、オーストラリア人のスピーチ矯正専門家・ライオネルのもとにバーディーを連れて行くのですが…

たとえ国王であれど、対等な関係で治療をしていくことが必要だと説くライオネルは、身分の差などものともせず、勝手に「バーディー」と呼び始め、ずけずけと彼の過去をほじくり返していきます。
そのやり方に反感を覚えたバーディーは一度は治療を拒絶しますが、ちょっとしたことから彼の力を信じる気になり、再び彼の元を訪れるのです。

時に弱音をはき、時に癇癪を起こし、時に絶交状態になりながらも、バーディーは次第にライオネルを信頼するようになっていきます。
そしてまた、ライオネルのほうは幼少期に辛い体験をし、吃音というハンディを背負ってしまったバーディーを真摯に助けようとします。それは国王という特別な存在だからではなく、あくまで一個人を苦しみから解放したいから…。

人の前に立つのが苦手でどこかおどおどと自信がなさそう。でも、まじめで優しさに溢れている。そんなバーディーのキャラにコリン・ファースはうってつけでした。

印象的だったシーンがひとつあります。
バーディーが国王の座に着いた直後、家族のもとに帰った彼を待っていたのはいつもとはちょっと違う出迎えかたで、二人の娘が ”??? Emperor ”(=国王さま、とかなんとか) とかしこまって彼に言うんですね。それを聞いたときの、なんとも寂しそうな、いろいろな思いが複雑に交差した表情。巧いなぁーと思いました。

そして、そんな彼を支える側となったライオネルを演じるのはジェフリー・ラッシュ
シャイン』で惚れた役者さんで、その後、ちょいちょいいろいろ出演しているのを見ていたのですが、その時ほどの感動をうけるものはなく、残念な思いをしていました。
でも、今回は久々に、花丸印のいい役!決して華のある役ではないのだけれど、じっくりと落ち着いた物腰と真に誠実そうな雰囲気に好感がもてました。

最後に、バーディーを影から支える妻役のヘレナ・ボナム=カーターも良かったです。
ま、どちらかというと、王族というより下町のおかみさん的な雰囲気ではありましたが。夫のことを温かく見守る優しい人柄がにじみ出ていました。

ともあれ、国王という特別な身分の人間だって、ふつうの人と同じく、自分の欠点にもがき苦しんで、それを乗り越えていくんだ、ということで…
見終わったあとには、ほっこりやさしい気持ちになれました。



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予告編
https://youtu.be/uS3SWKfQZh0




 
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