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『こわれゆく世界の中で』 感想&予告編 - 心にずしずし響いてきた、ダメ男の恋愛物語

GW直前、わたし7本、旦那5本とそれぞれDVDをレンタルしてしまいました。日中は子どもと遊ぶので、DVD鑑賞できるのは夜だけだというのに・・・。
しかも、そんな時に限って、お互い見たいものがかぶっていたので、夜な夜な眠気と闘いながらDVD鑑賞に励むはめに。楽しいような、辛いような。

この映画は、お互い興味のないものは別々の部屋でそれぞれ見ようとした日に見たもの。
その日は長女が初めて一人でジジババのところにお泊りに行っていて・・・。こういう時こそ仲良く一緒に見ろよって自分に突っ込み入れつつも、いつもと違う部屋で一人DVDに耽るのはとても心地良かったです。
ともあれ、そんな風なので、なんだかこの映画はことさら心に沁みてきましたわ。強烈にシンパシーを感じた作品です。

20150619_Kowareyuku.jpg

満足度:★★★★★
2006年:イギリス、アメリカ
監督:アンソニー・ミンゲラ
出演:ジュード・ロウ、ジュリエット・ビノシュ、ロビン・ライト、ラフィ・ガブロン

あらすじ
治安の悪いロンドンのキングス・クロスで、都市の再開発計画を進める建築家ウィル(ジュード・ロウ)。恋人リヴ(ロビン・ライト・ペン)と彼女の娘ビー(ポピー・ロジャース)とともに暮らす彼は、母娘2人の世界に入り込めずに悩んでいた。
そんなとき、オフィスの窃盗事件をきっかけに出会ったボスニアの未亡人アミラ(ジュリエット・ビノシュ)に心引かれ始め・・・。

特徴と見どころ
・共感できる人は強烈に共感できるはず(出来ない人にはただの酷いストーリー)
・ダメダメだけどセクシーなジュード・ロウ
・軽やかな身のこなしのラフィ・ガブロン


感想 ※ネタばれアリアリです。

お互いを見なくなる
それはいつ訪れるのか
「気をつけろよ」と誰かに警告してほしい
「僕たちはうまくいっている」と思っていても
振り返るといつしか距離が広がっている


冒頭、ジュード・ロウ演じるウィルの独り言から、一気に物語の世界に引き込まれてしまいました。ここから既にわたしは大いに共感できてしまったわけで、この後の、ウィルのダメダメさにも、分かるわぁ~と大いに共感。
また、ウィルの恋人であるリヴ、浮気な恋の相手となるアミラの気持ちもガンガン伝わってきて・・・
みんな全然上等な人間じゃないんですが、だからこそ、あるよねあるよね・・・と思ってしまったのでした。

でも、見る人が見たら、「は?ひどくない?なにそれ?」という結末かもしれません。あえてネタばれしてしまうと、ウィルはリヴとの縮まらない距離にうんざりしていて、アミラと恋に落ちるのです。
ですが、結局、本当に大事なのはリヴだった!と気づくという、まあ、端的に言ってしまえば、そんなお話。

この結果に呆れてしまいそうな人にはちっともおススメできないのですが、「ああ、まあ、そんなこともあるよねぇー」と思える方には強烈にシンパシーが感じられる作品なのではないかなぁと思います。

10年近く一緒に暮らしている恋人リヴ。彼女には自閉症の娘ビーがいて、ウィルはリヴのこともビーのことも大切に思っているのですが、なかなか二人の間に入り込めない。いつまでたっても家族になれない疎外感を感じています。

ここのところにはうちの旦那が重なってしまいました。や、娘と血つながっていますけれどね、仕事忙しい分、あまり育児に関われず、超ママっ子になっている娘。
わたしと娘の密な仲に入り込めず、戸惑っている瞬間もあるのかなぁー・・・とちょっと可哀相になり、なんだかウィルに同情してしまいました。逆に、リヴが忙しいウィルに気持ちを打ち明けたり、甘えたりできないのも身に染みて分かるなー、と。

それは必ずしもリヴが悪いとか、ウィルが悪いとかいうものではないんですよね。
長く一緒にいるうちにいろいろなことがあって、次第に本音を言い合えなくなって・・・その結果、本気の喧嘩もないけれど、一緒に輪をつくれているわけでもないという微妙な状態に。

そんな悶々とした日々を送る中で、ウィルはボスニア難民のアミラと出会うのです。
きっかけは友人と共同経営する会社に窃盗団が押し入ったこと。ウィルは窃盗団の一人の尻尾をおさえ、それがミロという青年で、母親と二人暮らしをするボスニアからの難民だということを知ります。

さっさと警察に突き出さずに、自らミロに近づこうとしたのは証拠を押さえるためだったのか、なんなのか。その辺りはちょっと不思議な謎ですが、ウィルはウィルの母親アミラが営む仕立て屋にスーツの直しを依頼します。
美しい未亡人であるアミラ。ウィルはあれよかれよと考える間もなく、本能のおもむくままにアミラを口説きにかかります。

・・・って、文字にしちゃうと身も蓋もない感じですが。映像にしたら、こう、ジュード・ロウのセクシーな眼差しがありますし。
アミラ演じるジュリエット・ビノシュも素敵なんですよね。そりゃ、さすがに歳とったなぁーとは感じるのですが、いい具合なふけ方をしています。重い過去を背負っている雰囲気、今を懸命に生きる凛とした佇まい、その二つを兼ね備えた姿は本当に、美しくて、そりゃ、肉食になるよねと納得できました。

そしてまた息子ミロもすらりとした美しい青年なので、この二人のツーショットの映えること、映えること。大変華のあるナイスな母子キャスティングでした。
ミロ役のラフィ・ガブロンも、ウィルの会社の天窓から社内に押し入るスタントなどで、なんとも華麗な身のこなしで魅せてくれまして。根は悪い子じゃないけれど、難民で、うまく社会に入り込めず、親戚の窃盗団の下っ端に入り込むっていう、そんな設定にもピッタリの雰囲気でポイント高かったです。

ダメダメ男なウィルはリヴとの関係のために、一度はアミラのことを切り捨てようとするのですが、最終的にはアミラとミロを助けるために、リヴにアミラとのことを全部打ち明けます。
で、最終的にリヴは「なぜ愛なんて求めたの?私に求めずに!」と激しく怒って・・・
でも、その怒りによって、ウィルもリヴもお互いの愛を確信して、付き合い始めた頃を思い出して・・・みたいな。

やっぱり、文字にするとしょうもないですね。笑

でもね、なんていうか、つまるところ、男と女なんてそんなもんかな、って思っちゃうんですよね。
年がら年中、同じようなテンションで好きでいられるわけないじゃないですか。
それにね、ぶつかりあうってことには強力なエネルギーが必要なわけで。だんだんね、そういうエネルギーがなくなってくると、不満があっても、まあ、いいかって流してしまうようになったりして。

でも、塵も積もれば山となる。
どこかでドカンと散らさないといけないわけですよ。でも、なかなかそういうきっかけってないわけで。だから、まあ、こういう浮気ごとが糸口となって、お互いの大切さを思い知ることもあるよねー・・・というように・・・

わたし的にはなんだかとっても心にしみてきてしまった映画なのですが、巷の評価はそんなに高くないので期待して見られるとがっかりしちゃうかもしれません。また、10代、20代の方には分かりにくい愛だの形だと思います。
なので、このレビューに共感してくださった方限定で、おすすめの映画です☆


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予告編
https://youtu.be/0u81VuQTXYU




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