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『ヴィヨンの妻』 感想&予告編 - 松たか子×浅野忠信の魅力がつまった物語

松たか子さんって、こういうしっかり者の明るい女房役がぴったりですよね。
もちろん、ただ明るいだけでなく、そこにはしっかり胸に秘めた影もあり・・・奥行きのある人物をさらっと演じられる。とても素敵な女優さんだなと思います。

しっかり者の女房と自堕落な旦那。夫婦のキャスティングが絶妙な一作でした。

20150708_Viyon.jpg

満足度:★★★★★
2009年:日本
監督:根岸吉太郎
出演:松たか子浅野忠信室井滋伊武雅刀広末涼子妻夫木聡堤真一

あらすじ
戦後の混乱期、酒飲みで浮気者の小説家・大谷(浅野忠信)の妻・佐知(松たか子)は、夫が踏み倒した酒代を肩代わりするため飲み屋で働くことに。
明るく一生懸命な佐知は店の人気者となり、やがて彼女に好意を寄せる男・岡田(妻夫木聡)が現れるが、そんな折、大谷はバーの女と姿を消してしまい…。

※太宰治の同名短編小説が原作です。

特徴と見どころ
松たか子×浅野忠信の巧さ
広末涼子の意地悪な微笑
・ゆるいけれど魅せられる物語


感想
太宰治、生誕100年。
これは彼が描いたある夫婦の物語です。

小説家の大谷は気が弱いんだか強いんだか。お金と女にだらしのない人間です。
そんな大谷の妻・佐知は明るくしっかり者。
ひょんなことから、大谷が行きつけの呑み屋で女中として働きはじめ、客の一人から想いを寄せられるも、浮気者の大谷を一途に想っています。

大谷=浅野忠信
佐知=松たか子

このキャスティングが最高でした。というか、このキャスティングなくしては、こんなに素敵な映画にはなり得なかったことでしょう。

家庭を顧みずほっつき歩いて、呑み屋のお金を盗むは、愛人と心中しようとするは、そのくせ、佐知が少し他の男と親しく話しているだけで、とんでもない焼きもちをやく。
本当、どうしようもない男なんです、大谷って。でも・・・
浅野忠信さん演じる大谷は、そんなダメさ加減があまりにもサマになっていて、逆に、ものすごくセクシーで、そして、なんとも憎めない可愛さがありました。

そして、そんな大谷を一途に愛する妻の佐知を松たか子が好演していました。
明るくしっかり者で、肝も据わっていて、正義感もある、大谷とは真逆のタイプ。
でも、だからこそ、二人は強烈に惹かれあったんだろうと思います。そうそう、二人が出会ったときのエピソードには思わずくすりと笑ってしまいましたが・・・

瞬く間に、大谷に恋してしまった佐知にとっては、大受難だったのかも。
ま、でも、佐知も、とても一途なゆえか、頓狂な部分もあり、そういう意味でも、二人はお似合いなんだろうな。それにしても、佐知のふところの広さというか、しなやかさというか・・・
ダメダメな大谷をまるごと受け入れてしまう愛情は本当にすごいですね。

クライマックスで佐知が大谷のためにとった行動。
パンパンから買いとった真っ赤なルージュの使い方が絶妙で、しびれました!こういう描きすぎない描き方、良いですね~。
そして、その行動を知った大谷のしょぼくれ加減。

「人非人だって傷つくんです」そんな大谷の勝手な言葉に
「人非人だっていいじゃないですか」と優しく声をかける佐知。

あああ~、なんて素敵な女性なんだろうっ!

浅野忠信さん演じる大谷は確かに、とっても素敵だったけれど・・・
でも、仮に、こんな男に好意をもたれたとしたって、佐知のように愛することは出来ないです。というか、そもそもこんな男の妻になるなんて、まっぴらごめんです。
でも……愛人ならいいかも。そう、愛人にしたいタイプです、大谷って。

そうそう、大谷の愛人役として広末涼子が出ているんですね。
正直、映画の途中まで、広末じゃなくてもいいんじゃん?と思っていたんですが・・・
彼女が大谷と心中を図り、失敗する場面があるんですね。で、佐知が拘置所に入れられた大谷に会いに来て、佐知とすれ違うんですが・・・

その時の一瞬の表情がたまらなかったです!
「あんたの亭主はわたしと心中することを選んだのよ、フッ」的ななんとも意地悪な優越感に満ちた、してやったりという笑み。
いやいやぁ~、広末にこんな表情ができたとはねぇ~。
いい人の役が多いけど、意外と悪女役がはまるんじゃないでしょうか。

・・・と、ちょっと話が脇にそれてしまいましたが・・・

大きな起伏はないものの、とても素敵な映画で、おすすめです♪



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予告編
https://youtu.be/Nm5Fkm5tcLE






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