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『マイ・バック・ページ』 感想&予告編 - 妻夫木聡×松山ケンイチの名演にのめりこむ一作

安保法案を巡って揺れる全国各地。
何とか歴史の繰り返しは避けたいものですが・・・。

かつて学生運動で揺れていた列島。その頃を描いた秀作です。
20150821_Myback.jpg
満足度:★★★★
2011年:日本
監督:山下敦弘
出演:妻夫木聡松山ケンイチ忽那汐里石橋杏奈韓英恵
公式HP:マイ・バック・ページ

あらすじ
1969年、週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木 聡)は、理想に燃えながら日々活動家たちの取材を続けていた。
それから2年、梅山と名乗る男(松山ケンイチ)から接触を受けた沢田は、武装決起するという梅山の言葉を疑いながらも、不思議な親近感を覚えてしまい・・・。

特徴と見どころ
・熱い理想に燃える新聞記者を妻夫木聡が熱演
・熱く理想を語る活動家を松山ケンイチが熱演
・世代によって感じるものはそれぞれな物語


感想
妻夫木聡×松山ケンイチという二大ビッグネームの主演にも関わらず、あまり話題になっていなかった気がするこの映画。近所のレンタルビデオ屋でも、新作というにも関わらず、数本しか置いてありませんでした。
妻夫木聡松山ケンイチ、どちらも大好きなわたしには、ふたりの熱演が一緒に見られてとても嬉しかったのですが・・・

正直、映画を見ている最中は「???」と「?」が飛んでいました。

物語の舞台は学生運動が下火になってきた1971年の東京。
学生運動・・・77年生まれのわたしには縁のないもので。たまに映画などに登場してくる様子からは、なんとなく「お祭り騒ぎがどんどん凶暴化していった」というようなイメージでしかなく・・・。
今にはない「この時代特有の熱さ」と言われても、その雰囲気を実感としてつかむことはできないし、「活動家」たちのことも、その「活動家」たちをいい大人の記者たちが真剣に追う姿にも、違和感を感じてしまい・・・

なので、この映画の中で、東大出の記者・沢田(妻夫木聡)が、「活動家の梅山」と名乗るいかにもインチキくさい学生(松山ケンイチ)の話を鵜呑みにしてしまうことが不思議で不思議で。
そして、その梅山(本名:片桐優)がいったい何をしたいのか?どこまでが本気に思っていることなのか?そして彼に従うものの気持ちも???

されど。
「理想」を胸に、記者として、人として、その時自分にできる「何か」を必死にもがき探す、少々青臭い沢田を熱演した妻夫木聡くん。 「理想」を熱く語り、でも、傍目からすると、その行動には意味がないようにしか見えない梅山をまっすぐに演じた松山ケンイチくん。
やはり、ふたりの演技には目を見張るものがあり、全く共感できないながらも、物語にはぐいぐい引き込まれていきました。

沢田と梅山が一冊の本(宮沢賢治だっけか?)やひとつの歌(CCRの?)を介して、ぐっと関係を深めるのは微笑まかったです。ま、多少、チープな演出だった気もしなくはないですが・・・。
ただ、これが、梅山が沢田を丸め込むための策略だったのなら。・・・なんていうか、やりきれないですよね。

ともあれ。見た後は★3つくらいの思いだったのですが。
公式HPの松山ケンイチくんのインタビュー記事を読んだら、★4つに格上げする気になりました。その理由はこのQ&Aにふむふむと納得できたからです。

ご自身が演じられた「梅山」というキャラクターはどんな人物だと思いますか?

良く分かりません。良く分からないなりの本気の言動を目指してました。 ふざけてる訳でもなく、奇をてらっている訳でもなく、本気で生きているけど良く分からない奴。 それが梅山だと思うし、そこに魅力があるのではないかと思います。


「本気で生きているけど良く分からない奴」。それはとても核心をついている言葉で、もやもやしていたものがすっと溶けていく気がしました。(ま、それでも、不思議は不思議なんですけどね)
そんな風に演じていたのなら、やはり、とても名演だったんだな、と。

ともあれ、時代の渦に翻弄された若者の物語。
この時代を「大人」として過ごしていた方たちは「ノスタルジー」を感じるかもしれませんし、この時代を「若者」として過ごしていた方たちは「共感」もしくは「反感」を感じるかもしれません。
わたしやわたしよりもっと若い世代は、やはり、「不思議な気持ち」や、はたまた「あこがれ」を持つこともありうるかもしれません。

そんな風な、見る人によってまったく違う想いが感じられるような映画です。



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予告編
https://youtu.be/yRmFoYR0vYg




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