スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『シンプル・シモン』 感想&予告編 - 誰かを想う気持ちに愛おしさがこみあげてくる一作

こういう単館系、やっぱり好きだなぁ~としみじみ。
今は子育て真っ最中だから、映画館に行くといえばアニメに限られているけれども。10年先にはこんな映画を一緒に見に行って、感想を言い合ったりもできるかな?
そう考えると、今、好きな映画を観にいけないことも、前向きにまあいいかって思えますね。

複雑な世の中でシンプルに生きるのは難しいことだけれど、シンプルだからこそたどり着けた結末にニンマリしてしまいました。

20150923_SIMON.jpg

満足度:★★★★★
2010年:スウェーデン
監督:アンドレアス・エーマン
出演:ビル・スカルスガルドマルティン・ヴァルストロムセシリア・フォルスソフィ・ハミルトン
公式HP:シンプル・シモン

あらすじ
日々の変化と他者との関わりが苦手なアスペルガー症候群のシモン(ビル・スカルスガルド)。
彼の最大の理解者である兄のサム(マルティン・ヴァルストロム)は、恋人フリーダ(ソフィ・ハミルトン)と暮らす新居に彼を迎え入れて共同生活を送ることにするが、自分の生活ペースを事細かく守ろうとするシモンに嫌気が差したフリーダは出ていってしまう。
落ち込むサムに生活のペースが乱されたシモンは、サムに新しい恋人を探し出そうとするが・・・

特徴と見どころ
・シモンとサムの兄弟がイイ!
・シモンが兄の恋人候補にあげたイェニファーがイイ!
・部屋の内装や雑貨がいちいちキュート


感想
タイトルとDVDのパッケージにやられた一作。
ずばり、どストライクでした。
じわじわじわじわ、心が温かくなりました。良かったなぁ~。

アスペルガー症候群のシモンは毎日の生活にちょっとでも狂いが生じると、パニックに陥り、他者との交わりが苦手。両親よりも兄に懐いていて、その兄サムが恋人と一緒に暮らすために家を出てしまったから、さあ、大変。
自分の部屋でロケットに見立てたドラム缶にこもってしまったシモンに手を焼いた母親がサムに電話をしたら、サムは恋人との甘い時間を切り上げて、シモンの元へ。「やはり、こうなったか」と。

ドラム缶で宇宙へと旅立っているシモンに「ピーピピ・・・ピーピピ・・・こちらサム。応答せよ。」と司令官の真似事をするサム。サムはシモンの一番の理解者で、シモンもサムに全幅の信頼を寄せています。
だからこそ、サムはシモンをほうっておけなくて、恋人の待つ新居へシモンを連れて行くことにしてしまうのですが・・・

恋人のフリーダからしたら面白いはずがないですよね。
長年付き合った恋人とやっと新しい生活を始められるとウキウキしていたところに、弟がついてきてしまうなんて。
しかも、アスペルガー症候群のシモンにとって、毎日の決め事は絶対的なこと。何時に起きて、何時にシャワーを浴びて、何曜日はこれを食べて、食事を作るのはサムで、皿を洗うのはフリーダで・・・。と、ありとあらゆることが決めた通りに進まないとパニックに陥ってしまうんですもの。

サムと甘い雰囲気になっても、シモンの時間割に容赦なく振り回され、うっかりシモンのシャワータイムにシャワーを浴びていたら何も言わずに乱入され・・・。
サムはシモンのその性質を重々承知しているから、シモンを怒ることもできず・・・。フリーダからしたら当然「わたしより弟をとるのね!」ってなっちゃいますよね。

シモンはサムがふられて落ち込んで自分の生活ペースが乱されることに困り果て、フリーダに復縁を迫りに行きますが・・・「皿を洗うのは君の役目だ」「僕は僕の生活を変えられない」「君が変わればいいんだ」と言ってのけるものだから、もちろん、成功せず。
「あんたをイヤがらない、バカ女を探すことね」という投げ台詞から、サムに新しい恋人を探すことを思いつくのです。

かくして、考え抜いたシモンは「サムにぴったりな恋人を探す」ために、新しい生活ルールを作り、早速実行に移します。
サムの好みにぴったり合うように、「猫派?犬派?」なんて質問から「セックスの時、大声を出す?」なんて質問まで、躊躇なく出会った女の子たちに聞いて回るシモン。
普通に考えたら、突拍子もないことだけれど、シモンは至極真面目に任務を遂行していきます。だって、それは愛する兄のためなんですもの。

そう、シモンは自分の生活ペースが乱されるのに困り果てていたけれども、でも、大好きな兄が落ち込む姿が本当に悲しかったから・・・・だから、他者との交わりが大の苦手なのに、果敢にもいろいろな女の子にアタックしていけたんですよね。
「兄にぴったりな恋人を見つける」それは自分のために思いついたことだったけれど、そうすれば兄はきっと幸せになれるはず・・・その思いがあったからこそ、シモンは真っ直ぐに突き進んでいったわけで。

シンプル・シモン。
なんて、ぴったりなタイトルなんでしょう!

そんなシモンを大きな愛で丸ごと包んでいる兄、サム。
シモンに振り回されながらも、シモンの気持ちにすぐに気づいて、決して見捨てたりしない。苛立ったり、凹んだりしながらも、どうしたってシモンが大好きなんですよねぇ。とっても素敵な兄さんでした。
シモンの財布に入れられた自分の写真の裏に書かれたメッセージ「シモンが迷惑かけていたらごめんなさい。云々。」というメッセージ、彼の人柄があらわれていてとっても良かったです。

そして、シモンがサムの恋人候補に選んだイェ二ファー。
彼女もまた常識にとらわれない魅力にあふれた女性でした。
「アスペルガー症候群だから僕に触るな!」とシモンに怒られても、まるで意に介さず、フラットに接し続けたイェ二ファー。「兄に会いたいか?」というシモンの問いに戸惑うものの、写真とメッセージを見てデートすることをOKして・・・。

二人を恋に落させるために、シモンが手がけた作戦。
とってもチャーミングでした。
ラストはどっちに転がっても満足できた気がしますが、でも、やっぱり、このラストは良かったなぁ。シンプル・シモンが突き進んだ理由をサムはサムで、イェ二ファーはイェニファーで受け止めての結末。 とっても幸せな気持ちで見終えることが出来ました。

そうそう、北欧ファッションやインテリアはとてもお洒落で、シモンのロケットに見立てたドラム缶や円盤型の時間割などいちいち可愛くて最高でした♪



ここまで読んでくれてありがとうございます。ポチット押していただけると励みになります♪


にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ   


子育てブログもやっています☆→ Everything is All right 58


予告編
https://youtu.be/XwQKa0ErVgE



関連作
この映画が好きだったら、こちらもおすすめです!⇒「妹の恋人

妹の恋人 特別編 [DVD]



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。