久しぶりすぎるレビューは最近AmazonPlimeで視聴したこの映画。
ベタです。ベタすぎます。
もっと若い時に見ていたら、うぉんうぉん泣いたかな?おばちゃんとなった今はさすがにそこまで単純に泣くことはできず・・・。
でも、家族の愛が心にしみて思わずホロリ。良き映画でした。
満足度:
★★★★
2017年:アメリカ
監督:スティーブン・チョボウスキー
出演:ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ、オーウェン・ウィルソン、イザベラ・ビドビッチ、ノア・ジュプ
あらすじ
生まれつきの障害により、人とは違う顔を持った10歳の少年オギー。小学5年生になるのをきっかけに、それまでの家庭学習をやめ、学校へ通うことを母親に説得されます。
はじめのうちは同級生からいじめられてしまうオギーでしたが、やがて、一人の親友ができ・・・。
※全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」の映画化。
感想
主人公は遺伝子の疾患で人とは違う顔で生まれてきた少年オギー。オギーは度重なる手術と学校生活への不安からずっと家庭で学習を続けていました。
家庭学習を支援していた母親は「一生社会と関わらずに生きていけるわけがない」と、オギーが小学校5年生になるいう節目に、父親の「まだ早い」という反対を押し切り、学校へ入学させる決意をします。
オギーを出迎えた学校長は好意的ですが、普通とは違う顔のオギーをクラスメイトがすんなり受け入れられるわけはなく、オギーもまたなかなか馴染めません。けれど、ひょんなことから、親友と呼べるような人物が現れ、次第に学校生活が楽しめるようになります。
もちろん、それでハッピーエンドということはなく、そこから二転三転、物語は転がっていきます。ま、だいたい先は読めてしまいます。それでもぐいぐい物語に引き込まれていったのはひとえに、キャストが素晴らしかったから!
オギーやオギーの親友となる男の子、女の子。オギーの両親にお姉ちゃん。全員魅力的!(ジュリア・ロバーツは美しい年のとり方ですねぇ。いくつになっても吸い込まれそうな笑顔!)
印象的だったシーンは初めてオギーが学校の門をくぐる時にパパが「孤立してもおまえはひとりじゃない。家族がいる」って言葉をかけたところです。
「孤立」=「ひとりじゃない」って考え方は生きていく上でとても重要なこと。
あって欲しくはないけれど、もしこれから先、娘が人間関係で深く悩むことがあったら、このパパさんの言葉をぱくろうと思いました。
そうそう、映画に深みを与えいたのがオギーのお姉ちゃんのサイドストーリー。
幼い頃から入退院を繰り返す弟を持つ姉、いわゆる病気のきょうだい児問題も描かれていました。お姉ちゃんはお姉ちゃんで、進学とともに仲良かった親友が離れていってしまうという悩みを持つのですが、両親の関心はどうしてもオギーにいきがち。
心の支えだった祖母も亡くなってしまったようで、孤独を募らせていきます。
わたし自身、病気がちで問題ありきな弟がいたので、「仕方ない」「でも、わたしも気にかけて欲しい」っていうお姉ちゃんの気持ちが痛いほど分かりました。
それと同時に2人の娘を持つ母として、どちらも大切だけれど、どちらかに時間を費やさなければならない状況、心を奪われてしまう状態も痛切に感じました。
答えの出せない問題にただただ共感しましたが・・・きっとそこに愛があれば、なんとかなるかな?と。
物語も家族の愛と子供たちの勇気でハッピーに幕をおろします。
ほろっと感動、あたたかい気持ちになりたい日におすすめの映画です☆
コメント
これは素晴らしい映画でしたね。年間マイベスト2位です。
昔はペストなどが流行ったときがありましたが、現代でこのような日々がくるとは思いませんでした。
若い子たちのほうが、かわいそうだなと…うちの母などは、悪いことするやつがいっぱいいるからだ、なんて言いますが。
ボー
2020/07/21 18:15 URL 編集返信なのに結局、返信も更新も全然できておらず・・・申し訳ないです。
のんびり自宅で自粛生活。・・・が、なんだかんだと子どもの相手で終わり、仕事再開。慣れない日々にばたばたと埋もれていました。
早く終息しますように!ボーさんもご自愛くださいませ。
IHURU
2020/09/09 16:42 URL 編集返信