fc2ブログ

『クレイジー・リッチ』 - スーパーセレブな世界に魅了されまくり

どうも。ご無沙汰しております。(もはや誰に対するあいさつなのか分かりませんが)

さてさて、放置続きのブログを久しぶりに更新する気になったのは、30年ぶりくらいにインフルエンザAにかかり、部屋に引きこもって映画三昧の日を過ごし、まだ少し療養期間が残っているからです!
気づけば、子どもも小学3年生と中学2年生。べったり手がかかるというわけでもなくなってきたけれど、それでも仕事と家事と育児とって・・・なかなか忙しない日々。時たまいい映画に出会っても、感想を書き留める前に忘れていってしまうっていう・・・(はい、もう立派なBBAですから)

ともあれ、引きこもり中、しっかり家事全般をうけおってくれている旦那様に感謝しつつ、久しぶりの更新いってみたいと思います。

一作目はシンガポールを舞台にした豪華絢爛なセレブのパーティーをご覧いただける『クレイジー・リッチ!』です。


満足度:☆☆☆☆☆
2018年:アメリカ
上映時間:120分
監督:ジョン・M・チュウ
出演:コンスタンス・ウー、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ヨー、オークワフィナ

あらすじ
NYの大学で経済学科の教授を務めるレイチェル・チュウ(コンスタンス・ウー)。
恋人ニック・ヤン(ヘンリー・ゴールディング)が友人の結婚式の付添人をするためシンガポールへ帰郷する際、一緒にシンガポールへ行くことになるが、実はニックはシンガポールで有数の超御曹司だったから・・・。

感想
とても爽快なお話でした!
ジャンルはラブコメにあたるけれど、コメディ色が強すぎることもなく、むしろ、感動的な場面も色々あり、何より、豪華絢爛なセレブなパーティーの数々に目を奪われ、そして文化についても考えさせられる一面が。

主人公のレイチェルは中国から英語も話せないままアメリカに渡ったシングルマザーに育てられた一人娘。その一人娘がNYの大学で最年少の教授になっているっていうんだから、なんか、よく考えるとちょっと設定に無理があるような気もするけれど、そこに上り詰めるまでに努力と根性が培われたってことにしておきましょう。
さて、経済的にも精神的にも自立している彼女は恋人の地位や収入に無頓着で、ニックの家族について知ることもなく、嬉々としてシンガポールへ向かうのですが・・・。

空港でファーストクラスに案内されてびっくり!
こんなお金払えない!というレイチェルにニックは「家族の事業の関係でとれるんだ」と口を濁すものの、なんと、ニックは世界をまたにかけるシンガポール随一の不動産王であるヤン家の跡取り息子で・・・

そこから先のシンガポールはもう驚きの連続。
レイチェルの大学時代の友人ペク・リンのおうちも大した成金っぷりなんですが、ニックの家は桁外れ。門から邸宅までの距離、そして、その庭を含めた景観。モダンであり、かつ、中世のお城をもイメージさせる素晴らしい大豪邸。
これはもうわたしの拙い文章力では言い表せないので、ぜひ、映像で見ていただきたいです。息をのむ美しさですから。

まあ、そんなところに花嫁候補として紹介されるわけですから、当然、家族や親族の目や周囲の目は半端ない厳しさです。
しかもニックには許嫁と別れた過去もあったようで、レイチェルは苦難の連続に遭います。

ともあれ、旅のスタートは初めてのファーストクラス。ラウンジでシャンパンで乾杯して。通された飛行機の座席は超広々っ!
なんとアメニティでシルクのパジャマまでつくんですね!座席は完全リクライニングでゆったり横になれるなんて・・・なんて贅沢なっ。うらやましすぎます。

突然のファーストクラスに驚いたレイチェルはさすがにニックの家柄が気になりだすものの、少しずつくつろぎモードになり、初めてのシンガポールへ。
そのレイチェルの目線そのままにシンガポールの現在の様子が描かれているのがとても新鮮でした。
まず、シンガポールのチャンギ空港に降り立ってのレイチェルの一言。「空港の中にチョウチョ園や映画館まである!不潔なJFK空港とは大違い」。そこから写し出されていく近代的なシンガポール建築の数々。

わたしがシンガポールに行ったことがあるのはかれこれ20数年前になるのだけれど、えらい発展したよなぁ・・・。それに引きかえ、日本は・・・老朽化したビルが目立つようになったよなぁ・・・。
と、ちょっとわき道からそれてしまいましたが。
なんていうか、ハリウッド映画が、アジアの一小国の近代化にクローズアップして、しかも、そこのスーパーセレブリティぶりを描くっていうのが新鮮でした。出演者もアジアがルーツの方々ばかりだし。時代が確実に変わっているんだよねと思い知らされました。

シンガポールに着いた2人は出迎えてくれた新郎新婦とともにナイトマーケットの屋台村で数々の料理を前に乾杯するのですが、その屋台村の描き方もとても魅力的でどの料理も本当に美味しそうで、シンガポールに行きたくなってしまいました。
ここでもレイチェルの目線が大切にされていて、見たことのない屋台の様子に驚く様子や初めての食べ物に「ゲロみたい」と顔をしかめる様子に、初めて訪れる国での楽しさを思い出し、レイチェルと一緒にワクワクしました。
レイチェルはニックの親友である新郎新婦の2人とも打ち解けて、旅の出だしは順調そのものだったのですが・・・。

翌日、大学時代に留学してきていた旧友ペク・リンから、ニック・ヤンの正体を明かされ、事態は急展開。
中国人の両親や祖母に会うなら「幸運を意味する赤のドレスよ!」と母親に勧められて選んできた衣装は「『リトル・マーメイド』のカニ・スタイルはやめなさい」と鼻であしらわれ、ペク・リンのもと、衣装合わせから始めることに。コメディ要素はこのペイ・リン家で起こる部分が大半を占めていました。

個性あふれるペク・リンとそのご家族!滅茶苦茶いい味出していて、面白かったです。
冗談だか本気だか、褒めてるんだかけなしてるんだか、ズケズケ言いまくるお父さん。いかにもオタクな感じのお兄さん。ぽっちゃりめの双子の妹にふくよかで豪快なお母さん。
ハスキー・ボイスで妙な動作、実父に「金髪レズビアン風の子」と言わしめるペク・リン。毒はいたり、笑い倒したり、でも、的確なアドバイスと親身に手助けをしてくれる最高に素敵な人柄なんです。

・・・と、久しぶりに文章を書いてみたら、映画の出だしだけでこんなに長くなってしまいましたが・・・
まだまだ続きます。

さて、いよいよ、実は超御曹司だった恋人ニックの家族や親族と出会う場面。
レイチェルは「『中国』にルーツを持つ者同士」という意識が強かったことに対し、ニックの母親からは「中国系の『アメリカ人』でしょ」と一蹴されてしまいます。

そう、髪の色・肌の色・顔立ち、同じ国からの移民と言えども・・・
生まれたばかりのレイチェルと2人でアメリカに渡った母にアメリカ人として育てられたレイチェルとまだ未開のジャングルだったシンガポールに渡り一族で母国のしきたりを礎にビジネスを築いていったヤン家のニックでは伝統も考え方も違うというのです。

個人主義なアメリカ人に対して、自分たちは何より「家族、一族」との絆を第一に考えて行動する、と。
ニックの母親エレノアは最初から、キャリアを築いているアメリカ人としてレイチェルを目の敵にしますが、ニックの祖母は幸運の鼻の形をしている賢い娘としてレイチェルを好ましく受け入れます。(半分はエレノアへの当てつけでしょうけど)

けれど、エレノアがレイチェルのことを興信所を使って調べ、実はレイチェルの父は死んだのではなく、中国で生きていて、レイチェルは母親が浮気をしてできた子どもだったと分かると、一族には相応しくないと手の平を返します。ニックのことに関しても「なぜ長く外国へやったのだ。文化と伝統を忘れてしまう」と。

ここでもまた、ハリウッド映画がここまで深堀りしてくるのか・・・と。
ややもすれば、すぐにポリコレ的に炎上してしまう映画界からしたら、ひとくくりにアジア系というのではなく、こういう文化的背景が描けるのは当然のことなのかもしれないですが。やはりとても新鮮で、なるほどそうなのかと興味深かったです。

レイチェルは突然、ヤン家やその周囲の人々の好奇の目にさらされ、女子たちからは羨望と嫉妬を一身に受け、ニックの母エレノアからは会うたびに痛烈な嫌味を言われ・・・
ニックからプロポーズされたものの、すっかり参ってしまいます。

それでも、ペク・リンの協力のもと、メイクも衣装もスーパーセレブらしく武装し、自分らしさを武器に、最大の目玉であるニックの親友の結婚式に参加します。
その結婚式の演出たるや!なんと教会の中をジャングル風に緑でうめつくし、花嫁登場の際には花が散りばめられた床に水が流れてくるという演出。生バンドの女性ボーカルによるエルヴィス・プレスリーの『Can't help falling in love with you』がロマンチックに響き、参列者たちはまるで蛍のように光る小さな明かりをかざし・・・。

滅茶苦茶に感動的すぎる式で、結婚式を馬鹿にしがちだった自分も思わずため息ついてしまいました。世界のセレブの考えることって・・・!
そして、そのあとの披露宴もまたすさまじかったです!現代シンガポールを象徴するあのビルの周りでの花火、目を奪われました。

見どころがありすぎて、つい、長文になってしまっていますが、最後、無理矢理にとりまとめますと。クライマックスでエレノアを麻雀場に呼び出したレイチェルが恰好良すぎて、惚れてしまいました!
本当はここも詳しく書きたいところですが、ネタバレになってしまうので割愛しますね。ただ、このシーンは文化や伝統の違いなんか乗り越えた普遍的な「愛」に基づいて描かれていて、本当に感動的でした。

そして、くすりとした笑いありつつの感動的なラストシーン。本当に最高です!

あ、ニック役のヘンリー・ゴールディングが育ちの良い坊ちゃんの雰囲気でとても格好よくて素敵でした。ま、ぱっと見、中華系には見えないんですけどね。(イングランド人とマレーシア人のハーフでした)

とにもかくにも、とっても素敵な映画なので、良かったら、ぜひ見てくださいね~♪

コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

プロフィール

IHURU

Author:IHURU
アラサー→アラフォー女子。
出産・育児に追われ更新はまれです。
子ども嫌いだったわたしですが、目線がすっかりママになり、映画も昔とは違った点が気になるように。子どもと一緒に見た感想ものせていきます。

ブログ内検索フォーム

ランキング参加中

ぽちっと押してもらえると励みになります。よろしくお願いします♪

Google AdSense

楽天市場おすすめ商品